フィジー旅行記~砂糖
フィジーの産業というと、観光が一番儲かってるんですが、モノの貿易で一番大事なのが砂糖の輸出です。僕がフィジーに行っていたのがちょうどサトウキビの収穫の季節で、社会科見学の絶好の機会でした。
社会科見学の報告かい。そうです(笑)よくも飽きずに砂糖関係でこんなに写真撮ったな、と思われそう。実はもっと…(略)
あとで調べてみると、フィジーの製糖工場は国営なんですね。この辺はまだあまり考えてないので当面は無視。(今の政府は軍事政権。かなり気になるところです)
サトウキビの栽培に適しているのは、比較的乾燥しているビチレブ島西部(東部は稲作など)。バスから色々見た感じでは、サトウキビ畑の面積はかなりのものと思われます。
空港の滑走路の近くにもサトウキビ
収穫の様子
収穫されたサトウキビは、こんな列車や
こんなトラックに載せられて、製糖工場に向かいます。
トラック載せすぎと思った人、いますか?(笑)サトウキビを載せたトラックは相当遅い上に、こんな事も。
横転してます。
工場に行ってみると...
これはフィジー最大、ラウトカの製糖工場。ラウトカにはSugar Cityの異名があります。
ラウトカから1時間ほど北東に行った、バの町にも製糖工場があります。
この工場の敷地内を歩きながら写真を撮っていたところ、工場員2人に見つかっちゃいました。
で、中に入れてくれました(笑)さすがフィジー。
ここで大失態がありまして…カメラの設定を変え忘れたんでブレブレです。
"Hot Work Area"。タダでも30℃近い気温で汗だくなのに、工場にはボイラーがあるのでさらに高温。
管制室。写真はダメだ~、という声もありましたが無視。いや、この笑顔なら大丈夫だったはず(笑)
知ってるかもしれませんが、一応砂糖の作り方。
サトウキビをまず潰して、水と混ぜながらジュースを搾り出します。このジュースの中の砂糖の濃度はまだ10%程度。
砂糖と関係無い残りカスも当然出ます。特に、繊維質はバガス(bagasse)といって、燃料になります。工場を動かす燃料は、バガスだけで足りるのだとか。面白い話です。
そういったカスを沈殿させて、上澄みを煮詰めると砂糖の濃度が50%を超えます。この砂糖水を上手に冷やすと、砂糖の結晶が出て来る、というわけ。
これが砂糖水を煮詰めているボイラー。
日本製のボイラーだぞ、と嬉しそうに覗き窓を開けてくれました。
こんな、いかにもアヤシイ日本人に即席ツアーをしたりしていいんだろうか、と思ったりもしましたが…フィジー人はこんな感じ。途中、1人白人の技師が通りかかったのですが、挨拶もせず仕事に勤しんでいました。むしろこっちが普通(笑)
そういえば、100年ほど前に西洋人がインド人をフィジーに(半強制的に)連れてきたのも、サトウキビ畑で働かせるため。フィジーの歴史も、今の文化も、サトウキビ無しには語れないわけです。
フィジー旅行記、残り2つかな?次はビチレブ島北部の秘境。
社会科見学の報告かい。そうです(笑)よくも飽きずに砂糖関係でこんなに写真撮ったな、と思われそう。実はもっと…(略)
あとで調べてみると、フィジーの製糖工場は国営なんですね。この辺はまだあまり考えてないので当面は無視。(今の政府は軍事政権。かなり気になるところです)
サトウキビの栽培に適しているのは、比較的乾燥しているビチレブ島西部(東部は稲作など)。バスから色々見た感じでは、サトウキビ畑の面積はかなりのものと思われます。
空港の滑走路の近くにもサトウキビ
収穫の様子
収穫されたサトウキビは、こんな列車や
こんなトラックに載せられて、製糖工場に向かいます。
トラック載せすぎと思った人、いますか?(笑)サトウキビを載せたトラックは相当遅い上に、こんな事も。
横転してます。
工場に行ってみると...
これはフィジー最大、ラウトカの製糖工場。ラウトカにはSugar Cityの異名があります。
ラウトカから1時間ほど北東に行った、バの町にも製糖工場があります。
この工場の敷地内を歩きながら写真を撮っていたところ、工場員2人に見つかっちゃいました。
で、中に入れてくれました(笑)さすがフィジー。
ここで大失態がありまして…カメラの設定を変え忘れたんでブレブレです。
"Hot Work Area"。タダでも30℃近い気温で汗だくなのに、工場にはボイラーがあるのでさらに高温。
管制室。写真はダメだ~、という声もありましたが無視。いや、この笑顔なら大丈夫だったはず(笑)
知ってるかもしれませんが、一応砂糖の作り方。
サトウキビをまず潰して、水と混ぜながらジュースを搾り出します。このジュースの中の砂糖の濃度はまだ10%程度。
砂糖と関係無い残りカスも当然出ます。特に、繊維質はバガス(bagasse)といって、燃料になります。工場を動かす燃料は、バガスだけで足りるのだとか。面白い話です。
そういったカスを沈殿させて、上澄みを煮詰めると砂糖の濃度が50%を超えます。この砂糖水を上手に冷やすと、砂糖の結晶が出て来る、というわけ。
これが砂糖水を煮詰めているボイラー。
日本製のボイラーだぞ、と嬉しそうに覗き窓を開けてくれました。
こんな、いかにもアヤシイ日本人に即席ツアーをしたりしていいんだろうか、と思ったりもしましたが…フィジー人はこんな感じ。途中、1人白人の技師が通りかかったのですが、挨拶もせず仕事に勤しんでいました。むしろこっちが普通(笑)
そういえば、100年ほど前に西洋人がインド人をフィジーに(半強制的に)連れてきたのも、サトウキビ畑で働かせるため。フィジーの歴史も、今の文化も、サトウキビ無しには語れないわけです。
フィジー旅行記、残り2つかな?次はビチレブ島北部の秘境。