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ウィルチェック

ちょっと忙しかったのと、まだブログ更新のリズムが戻りきってないのとで、更新が滞ってました。

昨日、バークリーでノーベル物理学賞受賞者のフランク・ウィルチェックが講演していきました。

一般向けの講義だったので、まぁほぼ知っている話だったんですが、こういう人が、知っている物理をどういう風に捉えているのか、そしてそれを一般向けにどうやって説明するのか、というのは興味深いところです。

まぁ、ウィルチェックの場合、本で読んではいるんですが。

The Lightness of Being: Mass, Ether, and the Unification of ForcesThe Lightness of Being: Mass, Ether, and the Unification of Forces
(2010/03/09)
Frank Wilczek

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物質のすべては光―現代物理学が明かす、力と質量の起源物質のすべては光―現代物理学が明かす、力と質量の起源
(2009/12/18)
フランク・ウィルチェック

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実は、この本を読んだ感想としては、自分が説明するとしたら、こういう説明をするだろうな、というのに重なる部分がかなり大きいように感じたんです。これは、ノーベル賞受賞者と同じ事考えてるんだ、ってわけじゃあなくて、物理学者ならみんな知ってる物理でも、捉え方は人それぞれで、その捉え方がウィルチェックと僕とは多分似てる、って事です。

タイトルは、残念ながら和訳不能だったようですね。"The Lightness of Being"という題は、チェコの作家ミラン・クンデラの小説「存在の耐えられない軽さ(英題は"The Unbearable Lightness of Being")」にかけたもの。元は軽さという意味で使われていたlightnessを、光(light)の性質を持った、という意味で使ったんですね。

ウィルチェックは、こういうシャレが好きなようで。WIMP以外で一番有力なダークマター候補はアキシオンといって、ウィルチェックが予想・命名したものなんですが、これは当時売られていた洗剤の名前だとか(笑)それが実は、物理的にも適切な名前なのがすごいです。


昨日の講義の内容は、去年ジュネーブで稼動しはじめたLHCがどういった装置なのか、そしてLHCでどんな発見が出来るかもしれないのか、というものでした。

ウィルチェック個人の意見では、LHCのおかげで理論物理の黄金時代が来るかもしれない、というんですね。自分としては、黄金時代とまでいくととても懐疑的なんですが、何らかの新発見があるとは思いますから、エキサイティングなのには違いありません。

テーマ : 物理学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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アシュリー

Author:アシュリー
カリフォルニア州バークリー在住、元スポーツジャンキーのアシュリーです。

今観るスポーツは、アーセナル(サッカー)とグリズリーズ(バスケ)、あとテニス。

専門の物理ネタ以外にも、色々書いていくつもりです。

Twitterをハンドル名Inoueianでやっています。

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