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ツタンカーメン

もう先々週になりますが、彼女と一緒に、サンフランシスコのデ・ヤング美術館に来ているツタンカーメン展を見に行きました。

数年前に一度アメリカに来て、その時はシカゴに見に行こうと思ったんですが都合が合わず断念。一度ロンドンに行ったのが、またアメリカに来たんですね。

有名なツタンカーメンのデスマスクなどは、エジプトの外に出す事が出来ないという事なんですが、それでもツタンカーメンの墓から発掘された遺品や、同じ第18王朝の王女の棺桶など、値が張るなりに色々と見られる展示でした。


西洋で使われているアルファベットは、エジプトの象形文字ヒエログリフが起源だとされています。漢字からひらがな、カタカナが生まれたように、表意文字が表音文字に変化したというのが面白いところ。

ヒエログリフを解読したのは、ジャン=フランソワ・シャンポリオン。彼は子供の頃からの語学の天才だったんですが、ギリシャ語とエジプト語が併記されたロゼッタストーンからヒエログリフの意味を明らかにしたのは、言語の習得というよりは暗号の解読。

そうやって解読した文字から、古代エジプトの民俗風習が詳しく分かるようになった、というのがさらに面白いです。


ヒエログリフによって記録されている時間の長さもすごいものです。

ツタンカーメンは、紀元前14世紀の王。ギザのピラミッドは紀元前27世紀なので、ツタンカーメンが生まれた時には、ピラミッドは古代遺跡だったわけ。時間の長さだけで比較すると、法隆寺のようなものです。(今までの1300年の方が、紀元前の1300年より大きな変化があったのは確かですが)


考古学の面白いのは、まず、生活して行くための色々な問題、パズルを工夫して解いた昔の人達がいて、そのパズルがどういうものだったのか、そして昔の人がどうやって解いたのかを、状況証拠から推理する考古学者がいる、つまり、2重のパズルになっているところだと思っています。だから個人的には、王家のきらびやかな装飾品、よりも、実際の生活がどういうものだったのか分かるものの方が興味があるんですね。

それでも、ツタンカーメンの場合は、墓が荒らされていなかった事だけでなく、パズルとしても価値のある部分があるようです。父のアメンホテプ4世が宗教改革を行って、国を大混乱に陥らせたところで、10歳に満たないツタンカーメンが即位したと。ツタンカーメンは、父の宗教を捨て、昔ながらの宗教に戻したんだとか。

実際のところ、どういった経緯でこのような判断がなされたのか、ツタンカーメン本人にどれだけの権限があったのか。想像の膨らむストーリーなのは確かです。

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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アシュリー

Author:アシュリー
カリフォルニア州バークリー在住、元スポーツジャンキーのアシュリーです。

今観るスポーツは、アーセナル(サッカー)とグリズリーズ(バスケ)、あとテニス。

専門の物理ネタ以外にも、色々書いていくつもりです。

Twitterをハンドル名Inoueianでやっています。

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