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Big O

月曜日は、マーティン・ルーサー・キングJr.牧師の記念日でした。(誕生日が15日)

彼が暗殺されたのはメンフィスで、暗殺現場のモーテルは、公民権運動の博物館になっています。

祝日に深い関係のある土地という事で、毎年グリズリーズは記念日に試合をして、ハーフタイムに人権に関わる活動をしている元NBA選手を表彰しています。全米放送なのがシーズン中この試合だけだったりするんですが…それはいいとして、今年表彰されたのは、最近引退したアロンゾ・モーニングと、殿堂入りしているオスカー・ロバートソンでした。

オスカー・ロバートソンは、シーズン通じてトリプルダブルのアベレージを記録した唯一のNBA選手(61-62年、30.8点、12.5リバウンド、11.4アシスト)。マジック・ジョンソンと並んで、NBA史上最高のポイントガードと言っていい選手です。

Oscar Robertson


そのロバートソンの大学時代の話に、思うところがありました。(元記事


彼がシンシナティ大学でプレーしていたのは56年から60年。市民権運動が本格化しはじめた頃です。町によっては、白人しか入れないホテル、レストランがあった時代。こういう町にアウェイゲームで訪れる際、ロバートソンの白人のチームメイト達は、"Whites only"のホテルに泊まり、レストランで食事をしたそうなんですね。ロバートソンは、1人で泊まる場所も食事も探さなければならなかった、と。

チームのスター選手だったというのに、チームメイトはこうした差別を防ごうとしなかったわけです。(言うは易し、ですが)

この話についてのグリズリーズHCのホリンズのコメントが、
"I don't know if people can understand the humanity in someone who endured all that and still not be bitter to the point where they can't function in life."

こんな仕打ちを受けても、憎しみに凝り固まる事の無かった人間性に感激する、と。


想像するだけでゾッとするような話なんですが、それほど、今ではありえない、と言う事でもあります。50年で、全く違う社会になったんですね。

不当な差別が全く無いわけではないですし、まだ残っている格差のために、多くの黒人にとっては機会の平等があるとも言えません。ですが、公の場での人種差別的な行動や言動は、今のアメリカでは社会的に許される事ではありません。(むしろ、過剰反応な部分もあります)


1、2世代で全く違う社会になる、というのは、現代では当たり前のこと。自分の一生の中でも、携帯電話、コンピュータ、インターネットが普及した事で日々の生活が大きく変わりました。親の代まで含めると、カラーテレビ、空の旅…キリがないです。

戦前から生きているおじいさん、おばあさんに、今の世界と言うのはどういう風に見えるのか気になると同時に、これから半世紀くらいで、どんな変化があるのか楽しみなんですね。予想もいくらかはしますが、往年のヤンキースの名選手ヨギ・ベラが言った通り、"It's hard to predict, especially about the future."(「予想するのは難しいんだ、特に未来については」)ですから。

自分やうちの両親の場合、生きている間に一番変わった事、というのは技術の進歩ですが、オスカー・ロバートソンのような場合、そこでは無いんでしょうね。

テーマ : NBA
ジャンル : スポーツ

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アシュリー

Author:アシュリー
カリフォルニア州バークリー在住、元スポーツジャンキーのアシュリーです。

今観るスポーツは、アーセナル(サッカー)とグリズリーズ(バスケ)、あとテニス。

専門の物理ネタ以外にも、色々書いていくつもりです。

Twitterをハンドル名Inoueianでやっています。

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