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民主原理主義

長い間考えている事です。今は時間が無いんでちゃんとした物を書いていられませんが、こういう筋で考えてます、というアウトラインだけ。


アメリカでは初等教育の頃から、独立戦争で勝ち取った自由、平等、そして民主主義と言うのは素晴らしい物だ、というのを子供に刷り込みます。日本はそこまでではないですが、民主主義が良い物だ、というコンセンサスはかなり強い物だと思います。

民主主義って本当にそんなに良いのか?と訊ねると、「共産主義/独裁政治が良いのか?」という返事がかなりの割合で返ってきます。誰もそんな事は言っていないし、二者択一の問題でもないのに。

民主主義は素晴らしい、と繰り返すだけで、疑問に対して感情的な反論しかしないのは、民主原理主義としか言えない態度です。

そういうスタンスの人が多い中あえて、民主主義って本当にそんなに良いのか?と聞いてみたいです。


民主主義にあるかもしれない問題は大きく分けて2つ。

1つ目は、民主主義は本当に民意(そういうものが本当にあったとして)を反映出来るのか?

2つ目は、民意を反映する事が必ず良い事だと言えるのか?

もちろん、他の政治形態と比較して、民主主義の方が良い、という事なら文句は無いです。でも、ちゃんと検証しないとそれは分からないでしょう、と言いたいんです。


続きは後で...

テーマ : 政治学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

はじめまして。

挙げられているのは2番の問題ですね。あまりネタバレしたくないですが、そんな事を言って待たせるのも良くないので今週のうちに続きを書きます。民主党がどう、自民党がどう、という意味での政治の話には入り込まないつもりです。一般的な話で。

自由について一言。自由な社会なら、やりたい人達が集まって軍隊のような組織を作るのも勝手ですが、まず組織ありき、という社会では自由気ままにやりたい人はやらせてもらえません。

No title

こんにちは。こういう真っ当な疑問は非常に大事だと思います。

現代ですと民主主義に異議を唱えるだけで眉を顰められますが、それが実は不思議なことだということはギリシャ哲学なんかを読むとよく分かります。

例えばプラトンの国家における哲人政治は、(日本なら)高校の倫理の教科書で名前だけ取り上げあれますが、民主主義とは真っ向から対立する政治思想です(プラトンが言っている場合には文句をつけられないようで)。

あの辺の古典には今では社会的に許されないトピックが真面目に議論されているので読む価値があると思います。

どうして現代のような民主主義への信仰が始まったかについてはニーチェが素晴らしい洞察を示しています。

ちなみに一つ目の疑問点については、どのような社会的意思決定ルールも民意を完全に反映することはできないことが証明されています。二つめは民意を離れた「良い事」というのが何かという哲学的問題になるでしょうか。

Rionさん

Political correctnessを意識して抑えているのか、盲信なのか、疑問を飛ばして話を進めてしまうのは本当にどうかと思います。

プラトンの国家、その通りですね。カール・ポパーの"Open Society and Its Enemies: The Spell of Plato"という本が手元にありますが、まだ読めていません。ニーチェはどの辺りを読めばこういう話が出てきますか?

>どのような社会的意思決定ルールも民意を完全に反映することはできないことが証明されています。

これは、アローの定理の話でしょうか?個人的には、「民意を反映する」というとても曖昧な表現と、こういった定理で考慮される理想化された条件を繋げる事には問題があると思います。少なくとも、民主主義を弁護する人達が、民主主義は「民意を反映する」、と言う際に、そういった条件を考えているとは思えません。(その事が重要かどうかは別問題ですが)

なので哲学的問題でいうとまず、民意とは何か、というのが気になります。

No title

ニーチェの原著は詩的で分かりにくいので適当な解説書を探すのがいいと思います。

後半についてはご指摘のとおりアローの定理です。アローの定理における「民主主義」は民主主義が支持者の標榜するものであるなら最低限備えているであろう条件の集合なので有意義ではあります。

ただ、実際の民主主義は多数決という強者の論理と解釈したほうがいいですね。結局のところ民主主義がここまで支配的な理由は民主主義が正しいからでも民意を反映するからでもなく、民主主義の国が戦争に負けないためですから。

Rionさん

>ニーチェの原著は詩的で分かりにくいので
そうなんですよね。知る事とは分かりやすくする事と考えているので、どうも苦手ではあるんです。

>アローの定理における「民主主義」は民主主義が支持者の標榜するものであるなら最低限備えているであろう条件の集合なので
ここが疑問なんです。Independence of irrelevant alternativesという条件は、クリア出来るのと出来ないのとどっちが良い、と聞かれれば確かに出来た方が良いでしょうが、この条件がクリア出来ない事で、民意を反映出来ていない、という事に本当になるんでしょうか。

実際の民主主義についてはそうですね。進化論的な考え方で良いと思います。政治形態にかかる選択圧は、いかに民意が反映されるか、という所から来ているわけではありません。
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プロフィール

アシュリー

Author:アシュリー
カリフォルニア州バークリー在住、元スポーツジャンキーのアシュリーです。

今観るスポーツは、アーセナル(サッカー)とグリズリーズ(バスケ)、あとテニス。

専門の物理ネタ以外にも、色々書いていくつもりです。

Twitterをハンドル名Inoueianでやっています。

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