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国籍

昨日の話。

大学の近くにある和食の店で昼食を食べまして、そこのおかみさんとちょっと話してきました。

店は夫婦でずっとやっていて、子供はみんなアメリカで育ち、みんなアメリカの市民権を取っているそうです。

弁護士の友達がいて、おかみさんも、ちょっと書類を出すだけでアメリカ人になれますよ、と言われているんだとか。実際、ずっとアメリカに住んでいれば、アメリカ国籍が取りたければ簡単に取れます。

でも、本当に書類に書き込むだけでアメリカ人になれるような状態で、10年くらい経つ、と(笑)

特に選挙したいわけでもないし、グリーンカードがあればアメリカ人の受けられるサービスは大体受けられる。あと、アメリカ人になってしまうと裁判員に選ばれてしまうかもしれない。

というわけで、わざわざ国籍を変えるほどのメリットは感じないと言う話なんですね。


自分にも当てはまる所があって、納得出来る話です。というか、半年くらい前に、こういう話を友達の友達にした事がありました。

そして、全く通じなかった(笑)

この人には、僕が10年以上アメリカに住んでいるのに、アメリカ人にならない事、いや、アメリカ人になりたがらない事が、理解不能だったんですね。アメリカは良い所じゃないか、と。

この人の中では、「私は○○国籍」という法律上の区分と、「私は○○人」という、自分の中でのアイデンティティーが区別されていないようでした。アメリカに住むつもりで、アメリカ国籍が取れるなら、取った方が良いじゃないか、という考えで、それ以上突き詰めた事は無かったようで。

自分の国籍を変える事を想像した事が無い人なら、むしろそれが普通かもしれません。住みたい所の国籍が取れるんなら、それで良いじゃないか、と。


僕や、多分おかみさんも思っているのは、「国籍」と言うのは、便宜上の、単なるラベルでしかないと言う事。国と言うものがあって、その国に住んでいる人を管理したいがために、国籍と言うものを使うと便利だと言うだけです。

国籍を選ぶような状況になれば、「日本人って何?」、「アメリカ人って何?」と考えざるを得ません。そして、管理される側の市民としても、国籍というものには便宜上の意味しか無いんだ、という結論になります。自分の感情とは関係のない所にあるものだ、と。(関係付けている人ももちろんいますが、その必要は全くありません)


「日本人」というと、民族的な意味なのか、国籍の事なのか、アイデンティティーの事なのか、分かりません。その点、「アメリカ人」は、民族的な定義は無いので混乱が少しは減りそうです。(ごく少数の先住民を除けば。コロンブス・デーにえらい話をしちゃったな)

それでも、僕の話を理解出来なかった彼の中では、同じAmericanという言葉で一括りにされる概念が混同されていたのでしょう。

民族、国籍、アイデンティティー、大体の所では一致するものです。でも、例外がある、というのは忘れて欲しくないです。そして、日々暮らしていく上で何が一番大事なのかも分かって欲しい。それは民族でも国籍でもなく、個人が持つアイデンティティー、自分は何なのか、という意識です。

そんな事を書いてる僕は、どこ出身?と聞かれるたびに話が長くなるのが、良い事なのか悪い事なのか判断しかねているんですが。


ところで、「結婚」についても、同じ事がいえますね。未婚の人間があれこれ言うのもなんですが、結婚って何?と突っ込んで考えると、どうもつかみ所が無いのが分かってもらえると思います。

テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

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難しいね♪

日頃
日本人であることを
あまり意識しないので
自分自身にとって
便宜上
便利な方を選ぶかな♪
今度なんで日本に帰化しないの

聞いて見ようかな♪
どんな答えが返ってくるか♪

God bless you...

No title

私は日本に生まれ、日本で育った事に誇りを持っており、
自分の起源(original)は日本なので、
一生、日本人であり日本国籍であると思います。

仮に日本以外の国籍を取るとしたら(まあ、無いんですけど)どうしても居住しなくてはならず、そのために必要な時だと思います。

アイデンティティによるものはやはり大きいと思います。
あとは、その人がその国をどれだけ好きかという事もあるでしょう。外国(日本からみた)に憧れ、その地の国籍を取る人もいますからね。

友人の例を一つ挙げると、
彼は15歳まで人生の大半をアメリカで過ごしました。今、彼は日本で起業し日本で頑張っています。グリーンカードの取得はすぐに放棄したみたいです。なぜなら彼のオリジナルは日本であり、日本が好きだからというのが理由の様です。アメリカで起業した方が稼げるらしいですが、日本で起業したのはそこにアイデンティティがあるからと言っていました。

つらつらと特に考えずに書いてしまいましたが、
こだわる人もいればそうでない人もいます。
好きな国籍を持てればそれで良いと思います。

Azumiさん

自分の国籍については、ごく身近に色んな国の人がいたり、国境をよく越えるわけでもなければ、あまり日頃から意識するものではないように思います。

国籍の選択について深く考えている人も、深く考えていない人(自分含む)もいますが、それぞれにそれなりの理由があるのは確かですよね。

swearingさん

「日本人」という1つの言葉の意味に色んな側面がある事は書きましたが、「日本」についても似たような事が言えると思います。

日本の1つの意味は、日本国と言う国家の事ですが、もし日本と言う国家が無かったとしても存在する、文化・民族・地理的な日本というものがあります。(東京都が無くても東京はあって、新宿区が無くても新宿はあります)

英語だと、nationといえば国家の事です。countryも国と訳されますが、これは文化的、地理的に統一性を持った地域という意味での国です。swearingさんが、生まれ育った事に誇りを持っているのは、countryとしての日本であって、日本国の事ではないと思うんですね。(もちろん、その誇りのために、日本国についても思う所があるのでしょうが、日本国が誇りの元ではないという意味です。違っていたらすいません)

アイデンティティーという言葉を、swearingさんより広い意味で僕は使っているように思いました。(英語と日本語の違いでしょうか)僕がアイデンティティーという言葉で表したかったのは、団体や場所への帰属意識を含めて、「自分は何なのか、何がしたいのか」という意識です。国籍にこだわるというのはつまり、それを自分のアイデンティティーの一部として捉えているという事で、こだわる人もそうでない人もいると言うのはその通りです。

まぁ、ここまで広い定義だと、アイデンティティー以外は全く重要じゃない、とも言えますが。重要なものは全部含んでしまうので。

起業家のお友達の話は、同じ状況にはもちろんなった事がないですが分かります。お金を稼いででも、その価値は使う事でしか感じられないわけで、金額が少なくても、自分にとってより良い生活が出来る場所を選んだわけですよね。
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プロフィール

アシュリー

Author:アシュリー
カリフォルニア州バークリー在住、元スポーツジャンキーのアシュリーです。

今観るスポーツは、アーセナル(サッカー)とグリズリーズ(バスケ)、あとテニス。

専門の物理ネタ以外にも、色々書いていくつもりです。

Twitterをハンドル名Inoueianでやっています。

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