NFLドラフト
先週末、ドラフトでした。
本題に入る前にクイズ。
NFLで、平均年俸が1番高いポジションは?
これはもったいぶらずに答えをすぐ書いちゃいます。
ボールを触るのが一番多く、パスの判断を任されるクォーターバックです。
じゃあ、平均年俸が2番目に高いポジションは?
記事の途中に答えを書くんで、
読みながら考えるなり、考えてから読むなりどうぞ。
今年のドラフト最初の指名権で、
史上初の16戦全敗を喫したデトロイト・ライオンズは、
ジョージア大のQB、マシュー・スタッフォードを選択しました。
ジョージアが基本的に好きじゃないんで、
好きな選手ではないんですが、肩は相当強いです。
3年で大学を出てきましたが、
すでにビッグゲームでのビッグプレーも数多くあります。
次に取られたQBは、USCのマーク・サンチェス。
ファーブの引退でスタメンQBを欲しがっていたジェッツが、
トレードで17位から5位まで上がって指名しました。
これまた大学が好きじゃないですが(苦笑)
カーソン・パーマ−、マット・ライナート、マット・キャセルと、
USCは最近QBをどんどんNFLに出してます。
スタッフォードほどインパクトは無いですが、良い選手だと思います。
1巡目で取られたQBは、あともう1人。
バッカニアーズが、カンザス・ステートのジョッシュ・フリーマンを取りました。
ダンテ・コルペッパーやジョー・フラッコ型でしょうか。
体のでかい選手ですが、まだまだ荒削りのようです。
サプライズだったのは、レシーバー2人。
7位指名で、オークランド・レイダーズが取ったのが、
メリーランド大のダリウス・ヘイワード=ベイ。
ドラフトキャンプでの40ヤードダッシュで4.30秒の好タイムを出したのは事実ですが、
レシーバーとしてのスキルは微妙なところ。
早くて1巡目後半と思われてた選手を、ここで取っちゃダメでしょ、
というのが衆目一致するところです。
本当に取りたければ、トレードでもっと低い指名権を貰えば良いんですからねぇ。
でもここで取っちゃうのがレイダーズらしいと言うか...
(オーナーのアル・デイヴィスは足の速い選手が好きな事で有名)
おかげで、オークランドの対岸、サンフランシスコ49ersに、
テキサス・テックのマイケル・クラブツリーが転がり込んできました。
10位指名でこんな選手が取れたのは、お得感タップリ。
直線のスピードではヘイワード=ベイにかないませんが、
フリーになるための敏捷性も、テクニックもありますし、キャッチ能力も文句なしです。
ここで、クイズの答え。
今のNFLでは、パスプレーの際、
守備のチームはクォーターバックを狙って選手を何人も突撃させます。
QBが捕まってサックされてしまうのは、攻撃としては最悪のシナリオの1つ。
いかにQBがサックされないように守るかは、最重要課題なんですね。
と言うわけで、2番目に年俸が高いポジションは、
QBを守るのに一番大事なポジション、レフトタックルです。(オフェンシブラインの一番左の選手)
オフェンシブラインの中でも、なぜレフトタックルが一番大事かというと、
ほとんどのQBは右利きなので、すぐにパスを出せるよう、左肩を前にしたスタンスを取ります。
そうすると、フォーメーションの左側は死角になる事に。
(野球で一塁が右投げ投手の死角なのと一緒ですね)
その見えないところから当たられると、
ファンブルやインターセプションの危険が一気に増すので、
守備としてはこの死角をまず狙ってきます。
なので、左側からサックを狙うのは、守備の中でも一番運動能力が高い、危険な選手。
それに対応するために、
レフトタックルは、体が大きいだけでなく、敏捷でフットワークが良くないといけません。
なかなか見つからない素質が必要なんです。
去年の1位指名はレフトタックルのジェイク・ロング(ミシガン→ファルコンズ)、
今年の2位指名もレフトタックルのジェイソン・スミス(ベイラー→ラムズ)。
ドラフトでも高く評価されてる事が分かります。
ジェイソン・スミス、確かに凄そうです。
このレフトタックルの話は、
「マネー・ボール」の著者マイケル・ルイスの、「The Blind Side」という本の受け売りです。
↑カバーに出ている選手は、
今回オールミスからレイブンズにドラフトされたマイケル・オーア。
本のメインストーリーは、このマイケル・オーアが、
メンフィスのスラムで育ち、そこからの出口が見えなかった少年時代から、
偶然が重なって郊外の裕福な白人の家族の養子になり、
レフトタックルとしてアメフトのスターになる話。
誰にも見向きされなかった彼が、
アメリカ中の大学から引っ張りだこになるストーリーと、
最近数十年で一気に評価が上がった、
レフトタックルというポジションのストーリーを見事に絡めて書かれてます。
野球の話だった「マネー・ボール」と違って、和訳は出ないかと思いますが、
普通のノンフィクションの読み物として素晴らしいです。
マイケルの生い立ちの話はまさに、アメリカ社会のどん底の部分の話。
アメリカ人のほとんどにとって、想像するのさえ難しい貧困の話です。
(自分自身、メンフィス近郊に5年住んでいましたが、
せいぜい10kmしか離れていない場所が、ここまで酷いとは正直知りませんでした。
こういった場所に用事など無いですし、危険なので行く事は無いんです。)
なぜこういった場所が出来て、
なぜそこで生まれた人たちのほとんどがそこを抜け出せないのか。
大いに考えさせられる本でした。
本題に入る前にクイズ。
NFLで、平均年俸が1番高いポジションは?
これはもったいぶらずに答えをすぐ書いちゃいます。
ボールを触るのが一番多く、パスの判断を任されるクォーターバックです。
じゃあ、平均年俸が2番目に高いポジションは?
記事の途中に答えを書くんで、
読みながら考えるなり、考えてから読むなりどうぞ。
今年のドラフト最初の指名権で、
史上初の16戦全敗を喫したデトロイト・ライオンズは、
ジョージア大のQB、マシュー・スタッフォードを選択しました。
ジョージアが基本的に好きじゃないんで、
好きな選手ではないんですが、肩は相当強いです。
3年で大学を出てきましたが、
すでにビッグゲームでのビッグプレーも数多くあります。
次に取られたQBは、USCのマーク・サンチェス。
ファーブの引退でスタメンQBを欲しがっていたジェッツが、
トレードで17位から5位まで上がって指名しました。
これまた大学が好きじゃないですが(苦笑)
カーソン・パーマ−、マット・ライナート、マット・キャセルと、
USCは最近QBをどんどんNFLに出してます。
スタッフォードほどインパクトは無いですが、良い選手だと思います。
1巡目で取られたQBは、あともう1人。
バッカニアーズが、カンザス・ステートのジョッシュ・フリーマンを取りました。
ダンテ・コルペッパーやジョー・フラッコ型でしょうか。
体のでかい選手ですが、まだまだ荒削りのようです。
サプライズだったのは、レシーバー2人。
7位指名で、オークランド・レイダーズが取ったのが、
メリーランド大のダリウス・ヘイワード=ベイ。
ドラフトキャンプでの40ヤードダッシュで4.30秒の好タイムを出したのは事実ですが、
レシーバーとしてのスキルは微妙なところ。
早くて1巡目後半と思われてた選手を、ここで取っちゃダメでしょ、
というのが衆目一致するところです。
本当に取りたければ、トレードでもっと低い指名権を貰えば良いんですからねぇ。
でもここで取っちゃうのがレイダーズらしいと言うか...
(オーナーのアル・デイヴィスは足の速い選手が好きな事で有名)
おかげで、オークランドの対岸、サンフランシスコ49ersに、
テキサス・テックのマイケル・クラブツリーが転がり込んできました。
10位指名でこんな選手が取れたのは、お得感タップリ。
直線のスピードではヘイワード=ベイにかないませんが、
フリーになるための敏捷性も、テクニックもありますし、キャッチ能力も文句なしです。
ここで、クイズの答え。
今のNFLでは、パスプレーの際、
守備のチームはクォーターバックを狙って選手を何人も突撃させます。
QBが捕まってサックされてしまうのは、攻撃としては最悪のシナリオの1つ。
いかにQBがサックされないように守るかは、最重要課題なんですね。
と言うわけで、2番目に年俸が高いポジションは、
QBを守るのに一番大事なポジション、レフトタックルです。(オフェンシブラインの一番左の選手)
オフェンシブラインの中でも、なぜレフトタックルが一番大事かというと、
ほとんどのQBは右利きなので、すぐにパスを出せるよう、左肩を前にしたスタンスを取ります。
そうすると、フォーメーションの左側は死角になる事に。
(野球で一塁が右投げ投手の死角なのと一緒ですね)
その見えないところから当たられると、
ファンブルやインターセプションの危険が一気に増すので、
守備としてはこの死角をまず狙ってきます。
なので、左側からサックを狙うのは、守備の中でも一番運動能力が高い、危険な選手。
それに対応するために、
レフトタックルは、体が大きいだけでなく、敏捷でフットワークが良くないといけません。
なかなか見つからない素質が必要なんです。
去年の1位指名はレフトタックルのジェイク・ロング(ミシガン→ファルコンズ)、
今年の2位指名もレフトタックルのジェイソン・スミス(ベイラー→ラムズ)。
ドラフトでも高く評価されてる事が分かります。
ジェイソン・スミス、確かに凄そうです。
このレフトタックルの話は、
「マネー・ボール」の著者マイケル・ルイスの、「The Blind Side」という本の受け売りです。
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↑カバーに出ている選手は、
今回オールミスからレイブンズにドラフトされたマイケル・オーア。
本のメインストーリーは、このマイケル・オーアが、
メンフィスのスラムで育ち、そこからの出口が見えなかった少年時代から、
偶然が重なって郊外の裕福な白人の家族の養子になり、
レフトタックルとしてアメフトのスターになる話。
誰にも見向きされなかった彼が、
アメリカ中の大学から引っ張りだこになるストーリーと、
最近数十年で一気に評価が上がった、
レフトタックルというポジションのストーリーを見事に絡めて書かれてます。
野球の話だった「マネー・ボール」と違って、和訳は出ないかと思いますが、
普通のノンフィクションの読み物として素晴らしいです。
マイケルの生い立ちの話はまさに、アメリカ社会のどん底の部分の話。
アメリカ人のほとんどにとって、想像するのさえ難しい貧困の話です。
(自分自身、メンフィス近郊に5年住んでいましたが、
せいぜい10kmしか離れていない場所が、ここまで酷いとは正直知りませんでした。
こういった場所に用事など無いですし、危険なので行く事は無いんです。)
なぜこういった場所が出来て、
なぜそこで生まれた人たちのほとんどがそこを抜け出せないのか。
大いに考えさせられる本でした。











