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日常のパラドックス

彼女と一緒に行きたいコンサートがあるとします。(彼氏、妻、etc.自由に代用どうぞ)

人気グループなので、長い列に並んでチケットを買う事に。
早目に出発して並んだのですが、それでも前には沢山人がいます。
そして、あと20人くらいと言うところで、売り切れ。

見回すと、買いそびれた人を狙って、ダフ屋がすでに現れてます。
仕方ないのでダフ屋の方へ向かってみます。

ダフ屋の近くに行ってみると、
1枚3万円なんて値段を吹っかけてます。
しかも、その値段で買ってる人さえいます。

2枚買うには6万円...さすがに諦めるしかありません。


2人で楽しみにしていたコンサートに行けないという事で、
しょんぼりと、下を向いて歩いて帰ります。

すると、道端に汚れた封筒が。
拾って見てみると、行きたかったコンサートのチケットがちょうど2枚入ってます。

これでコンサートに行ける。ラッキー。





...と誰でも思いますよね。(良心の呵責はあるにしても)

でも、ここで待った。

チケット売り場に戻って、転売すれば、6万円儲かります。
売りに行きますか?それとも、コンサートに行きますか?

6万円で売れる、と言われても、
ほとんどの人が、コンサートに行くはずだと思います。


ダフ屋から買う時には、
6万円払うほどのチケットではない、と判断したのに、
売る事のできる立場に立ったら、
6万円でもこのチケットは売れない、という判断をしてるわけです。

これが、パラドックス。


「合理的」とは言えない判断です。
でも、ほとんどの人がその判断をするという事は、
理由があると思われます。

この理由が何なのか考えるのは、結構面白いです。


「経済学」について、ちょっと誤解をしていたようで、
最近気が付いて少しかじってます。

国全体などの経済の動きを研究するマクロ経済学より、
個人レベル、会社レベルの判断を研究するミクロ経済学が、俄然面白いです。

マクロだと、色んな理論はあるけれど、
どれも、本当にそうなのか?と言う疑問が拭えません。
ミクロなら、ゲーム理論などの手法でハッキリとした答えが出せて、
検証する事もできます。

上の話の元ネタは、EconTalkというPodcastのこの回


もう1つ誤解してたのは、Computer science。
日本語だと計算機科学といわれる分野です。

実際のコンピュータのハードウェアやソフトウェアの設計に関する学問じゃなくて、
この問題はどれくらいの数の計算をすれば解けるのか、とか、
どういうアルゴリズムが効率がいいのか、という分野なんですね。

人工知能の話もComputer scienceに分類される部分があって、
元々興味があるはずの分野だったのに、気付いてなかった。
なんとも恥ずかしい話です(笑)


まぁ、大学時代に気付いていても、
Computer science単独の学科じゃなくて、
Computer science and engineeringという、
実際の設計をする工学の部分も入った学科だったので、
授業として受けてたかどうかは疑問です。
(制度的には別に受けても問題ないんですけど、
工学の空気が、ちょっと肌に合わないんです)

テーマ : 経済学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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パラドックス

ようするに自分の財布じゃ飲めないウィスキーも人の奢りなら躊躇わず注文出来るってことですね(笑)

確かにマクロになると概念的な話になるんでイメージが抽象的過ぎて苦手ですね
モデル化して簡易な式に終着させるのが目的なんでしょうが、いちいち、数値を拾って意味を求め始めるから余計にダメなんでしょうね
(もっとも経済学なんてマクロをちょっとしかかじってませんが)
でも今の例なんかは解りやすくていいですね
ま、俺なら迷わず売りますがね(笑)

ハルオさん

>自分の財布じゃ飲めないウィスキーも人の奢りなら躊躇わず注文出来る

ここまではまぁ、普通ですよね。
得するのは当然嬉しいですから。

不思議なのは、大抵の人が(ハルオさん以外、笑)、
転売したら儲かるという可能性に言われるまで気付かないか、
気付いてもそれをしない、という事です。

迷わず売る、という人でも、
1人で買いに行って、彼女に無断で売った後、事後報告した時に、
相手も迷わずに、「でかした」、と言ってくれるかどうかは微妙な所じゃないかと思います(笑)
ほとんどの人は、少しは迷いがあるんじゃないかな、と。

損得勘定だけで考えると、明らかに売るべきなんですけどね。
こういう、人間の経済活動の不合理な部分も含めて研究するのは、行動経済学というそうで。
まぁ、まずは合理的な部分から学んでいきたいですが(笑)
分かりやすいので。

マクロは、これがこうなら確かにそうだろうな、というのは分かるんですが、
モデルの前提の「これがこうなら」の部分が怪しいんですよね...

No title

経済的な行動・・・本を読んでいて少し自分の中では消化できなかったりして止まってしまってます・・・私自身がたぶんよ~っぽど経済的じゃないんでしょうね(苦笑)。
6万円で買ってコンサートに行くと、ぎしぎし罪悪間の中コンサートを見てしまいそう。6万円入手しないで(売らないで)コンサートに行くと6万円分のコンサートがまったくのGIFTに感じてよりおおらかに楽しめるかも・・・だから売らないでコンサートに行きたいです、損とは思えない・・・本当経済的でないですね。。
(今はちょっと人間の煩悩にとらわれた行動について(?!)の本を読んでいますが、よく理解していないのかある意味こちらも経済的な気がします。)

kawazu8さん

本当の贈り物の場合も、
金銭勘定だけだと割に合わない事ばかりですよね。

例えば1000円の物を買ってプレゼントにするより、
1000円をそのまま渡した方が、
貰う方としては、欲しいものを自分で選べるので得です。
でも、少なくとも日本やアメリカでは、お金の贈り物は普通ありません。
(お年玉しか知りません)

この場合、気に入ると思うものを選んであげる、というのは、
気にかけているんだよ、という意思表示ですよね。
もらう側は、そんなに気にかけてもらってるんだな、と知って、満足感がもらえるわけです。
あげる側には、手間暇かけてプレゼントを選んだり、作ったりした引き換えに、
お互いの関係が深まる、というメリットがあります。
つまり、金銭以外の「取引」が行われてる、という事で、
これはこれで合理的、経済的だと思います。
(経済学は、お金の話だけじゃないですから)

ただ、拾っただけの6万円のチケットでも、贈り物のように感じられる。
人間の心って面白いと思います。
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プロフィール

アシュリー

Author:アシュリー
カリフォルニア州バークリー在住、元スポーツジャンキーのアシュリーです。

今観るスポーツは、アーセナル(サッカー)とグリズリーズ(バスケ)、あとテニス。

専門の物理ネタ以外にも、色々書いていくつもりです。

Twitterをハンドル名Inoueianでやっています。

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