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他人の知能

(読んでない人は、問いかけ最初の答えからどうぞ。)
機械がチューリング・テストに合格する事ができるのか、
という問いへの、2つ目の答えに進みます。


2.合格することは可能だが、その機械に知能があることとは別の話。

この答えは、ハルオさんのコメントが1例だと思います。
(誤解だったら教えてください。
もしかしたら、知能の話はしていないかも、とは思ってます。)

私、個人の意見としてはある意味で可能かと
厳密に言えば不可能かと
ジャッジするものが人間だと前提にするならば、人間を騙しきるスペックだけを持てば良いわけだから、これはハードとソフトの問題それはいつかは別にして時間の問題と思います
しかしなが、思考方法、思考回路はまったくの別物にはなるでしょうし、人間は騙せても、方法は別にしてひとつひとつをしかるべく吟味したならまず判別はつくのかと


会話するだけなら、
機械が人間をだまして、人間だと思ってもらうことは可能だけど、
その発言にたどり着く経路が人間とは違うので、
人間の知能とはどこかが本質的に違う、という意見です。


ここで疑問なのは、
僕たち人間が、
なにをもって他人が知能を持っていると判断しているのかです。

ハルオさんには実際に会ってるので当てはまらないんですが、
adbmalさん、kashさんとは、僕は会ったことがありません。
それでも僕は、この2人は知能を持った人間だと仮定して接していますし、
向こうでも、僕が知能を持った人間だと考えてコメントしてくれてるはずです。


それは、相手が人間の脳を持って、
人間の思考回路で考えていると知っているからではありません。
他人がどういう思考回路で考えているのかは、面と向かっていても分かりませんし。

人間として認め合っている理由は、
外からの刺激に対して、人間らしい反応をする
という、アウトプットの人間らしさだけです。

つまりそれは、僕とこの2人が、
ブログ間の交流というチューリング・テストに合格しているからに他なりません。(*)


現実的な話をすると、
今の機械はそこまで進んでいないから、
ブログで交流が出来るのは人間しかない、とは言えます。

でも前回話したように、
原理的には、見聞きした事をブログに書いたり、
学習したり、議論する機械が作れない理由はないと思われます。

もしそんな機械が将来作られたとして、
それは人間をだましているだけで、人間の知能とは違うものだ、と言えるでしょうか?
もし、その機械が知能を持っていないというのなら、
他人に知能があるとする理由はなんなんでしょう?


これが、チューリング・テストの核心ですね。

そもそも知能とは何か?という疑問に対して、
こういうステップを踏んで、こうするものが知能だ、
という風な簡単な答え方は、少なくとも今のところは出来ないわけです。

なのに、僕たち人間は、周りの人間が知能を持っている事に確信を持っている。

それはなぜか?と考えた結果、
チューリングはチューリング・テストを提案したわけです。
人間のような結果が出せるのなら、
そこに至ったプロセスとは関係なく、その機械には知能がある、と。


どこまでは知能じゃなくて、どこからが知能、
というハッキリした境界線は、永遠に引けないものだと思います。

ですが、長期間の人間との交流の中でも、
知能を持った存在だと思わせ続けられる機械は、
本当に知能を持っていると認めないといけないだろう、と自分も思うわけです。

続き

(*)
不合格の例も一応挙げておくと、
検索で引っかかった記事全部にトラックバックするブログや、
「興味深いブログですね。うちのブログもよろしくおねがいします」
という明らかに記事を読んでないコメントなど。

どっちも、もし人間が手作業でやっていたとしても、
その人間は、ごく単純な機械の一部品になっているようなもので、
行動の背景に、知能のある存在は見えません。

テーマ : 心・脳・言葉・人工知能
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

駄文でしたが、ちゃんと言いたいことが解っていただけているので安心しました
結局、人間自体が不完全な生き物ですから、不完全なもののコピーを意識して作る必要があるのかと思うんですよね
(結果、不完全なモノが出来上がるでしょうが)
例えば、大して記憶ができないとか忘れてしまう(それもアトランダムに)、感情に引っ張られて間違いを犯したり…etc
そういうものをわざわざ、作る必要も無いと思いますし、そうなってくると思考回路がよりシンプルなものになり、結局、人間とは別物になりますよな
人間の判断って色んなもの(関係のないようなことも)を鑑みてたどり着く訳ですから
たとえ、そういったプログラムを組み込めたとしてもそれに商業的な価値が付随するとは思いません
よりお金と時間と技術をかけて劣悪なものを作る
意味が無いですよね
恐らくミスの無い、感情をコントロール出来るロボットを作る方が何万倍も簡単かと
そういった分野に知識が薄い(というか無い)もので技術的にそういったものを実現可能かどうかといわれると、コメントのしようがないですがねw

ハルオさん(ですよね、笑)

>結局、人間自体が不完全な生き物ですから、不完全なもののコピーを意識して作る必要があるのかと思うんですよね

的を得た疑問だと思います。
役に立つ道具を作る、という目的なら人間の真似をする必要はないですし、
特化した目的でなら人間の能力を超えているプログラムが、
普通のパソコンにも詰まってます。

というわけで、チューリング・テストに合格する試みは、
あまり研究資金を貰えていないようです。
(これはWikipediaだけからの情報ですが)

ただ、自分がこの疑問に興味を持っているのは、
そういった実用的な理由ではなくて、
人間の脳がどうなってるのか、という疑問からなんです。
これは、3つ目の答えでもっと詳しく話すつもりです。

No title

失敬しました、ハルオですw
再現、可能かどうかってなると専門分野が全く違うのでなんともいいがたいんですが、そういう意味では可能になるのかなー
人間の脳自体が感じるものっていうのは電気信号なんですよね?
好きだとか嫌いだとかそういうのも0・1の集合っていうのは個人的には納得いきませんが、可能なんじゃないかと思います

ハルオさん

>人間の脳自体が感じるものっていうのは電気信号なんですよね?
>好きだとか嫌いだとかそういうのも0・1の集合っていうのは個人的には納得いきませんが、可能なんじゃないかと思います

脳細胞の間の信号は、
そのままコンピュータに移植できるような2進法の信号ではないようですが、
1つ前の記事で書いた理由で、2進法に変換できる信号のはずです。

自分としては、
人間の「意識」というのは、コンピュータのOSのようなもので、
直接0/1の信号をいじるより、色々と都合よくしてくれるための道具、
という考えに、それなりに説得力があると思います。

人間が、一番下の層の信号を意識して、
直接コントロールできるようになっていたら、
脳内に勝手にバグを作ってしまったり、わざと空腹を感じないようにする、
なんていう自滅行動が防げませんし(笑)
この辺は、あとでブログに載せるつもりですが「心の社会」という本に詳しいです。
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プロフィール

アシュリー

Author:アシュリー
カリフォルニア州バークリー在住、元スポーツジャンキーのアシュリーです。

今観るスポーツは、アーセナル(サッカー)とグリズリーズ(バスケ)、あとテニス。

専門の物理ネタ以外にも、色々書いていくつもりです。

Twitterをハンドル名Inoueianでやっています。

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