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決勝(ネタバレ)

前の記事には書かなかったんですが、
フェデラーとナダルの試合だと、自分はフェデラーを応援してます。

ナダルが出てくるまでは無敵の雰囲気だったのが、
強敵が出てきて応援できる選手になった感じです。
(ナダルも嫌いじゃないですよ。嫌いなのはジョコビッチだけです、笑)

というわけで、今日の決勝もフェデラーを応援して見てたんですが、
なんとも後味の悪い試合でした。

最初の感想は正直なところ、怒り、ですね。
何やってんだ、と。
この試合のフェデラーは、戦術面、技術面、精神面全てで大きなミスがありました。
ナダルは万全には程遠かったのに、勝たせてしまった、という印象があります。

でも、表彰式のスピーチで、涙を見せられたところで、
怒りはなくなりましたね...
自分が感じたフラストレーションの何十倍、何百倍も感じてるだろう、
っていうのが(当然といえば当然ですが)分かりましたから。

悔やんでも悔やみきれない試合でしょう。


第1セットは見所が盛り沢山でした。

ナダルはまず、サーブでフェデラーのバックハンドを徹底的に攻めます。
これの対策が最後まで無かったのは、敗因の1つになりました。

ラリーでもバックハンドを狙ってくるナダルに、
最初の数ゲームはフェデラーはスライスを多用して返していたんですが、
これは通用しない事にすぐ気付きます。
(ナダルにとって、フォアハンドで低いボールを拾うのは全然問題ないので)
ここからバックハンドを主にトップスピンで打つようになります。

こんな感じで、ゲームごと、ポイントごとに、
2人とも色々と工夫してるのが手に取るようにわかるセットでした。

この時点では、ナダルがいつも通りの動きだったので、
第1セットを7-5で取ったのには驚きませんでした。


第2セットになって、フェデラーが効果的なショットを見つけます。
フラットに打つフォアハンドなら、
ナダルに追いつかれないように打てる事が分かったんです。

ただ、トップスピンと比べると弾道が低くリスキーなショット、
常に意識していないと、安全なトップスピンで打ってしまうようでした。

ナダル以外ならトップスピンで問題ないわけで、
仕方ないといえば仕方ないんですけどね...
ナダルの、対フェデラー戦術より、
フェデラーの、対ナダル戦術の方が多いのは事実です。

とにかく、この第2セットではフラットなフォアハンドが効いて、
フェデラーが6-3でセットを取って並びます。
ナダルは、最後の方で足が鈍ってきたように見えました。


ターニングポイントだったのが、第3セット、4-4で並んだゲーム。

サーブするナダルは、足が明らかに遅れている状態で、
フットワークが乱れてミスを連発。
0-40まで追い込まれます。

この時点で確信を持って思いました。
「フェデラーらしいプレーが出来れば、この試合、負ける事は無い」と。
今でも間違っていなかったと思います。

0-40に追い込まれてナダルが見せたのは、
フェデラーのフォアハンドへのサーブ。
ここまで100%(本当に)バックハンドに打っていたので、
フェデラーの意表を突いてミスを誘う事が出来ました。

そもそも、こうなる前から甘いサーブの反対側に回ってフォアハンドで返していれば、
ナダルが100%バックハンド側にサーブする、なんて事は続けられなかったはずなんです。
フェデラーの明らかな戦術ミスでした。

このゲームでは、その戦術のミスに加えて、
技術面のイージーミスもありました。
フェデラーらしいプレーが出来れば、絶対にブレイクできるはずだったんです。


5-5で並んでからのゲームも、
フェデラーは3つのブレイクポイントを取り損ねました。

どれもビッグポイントなのに、思い切りが悪かったように思います。
これは精神面のミス。

さらにずるずるとタイブレイクまで行って、
タイブレイクをナダルに取られてしまうんですから...


そんなわけで怒って(自分が)はじまった第4セットは、
フェデラーらしいプレーが一番安定して出せたセットでした。

それでも1回ブレイクされたり、
20ポイントかかってやっとサービスゲームを守ったり、
ハラハラさせられましたけど。

6-3でフェデラー。
これならちゃんと勝てるよな、と安堵しました。


最終セット。

第3セットの後半と同じくらい酷かったです。

ナダルは、疲労している中でも全力で走って、ビッグショットを打つだけ、
という思い切りのいい戦い方だったのに対して、
フェデラーは躊躇してばかりでした。

角度をつけて、ナダルにも返せないようなショットで失敗するならまだしも、
入ってもナダルに返されるだろう、というショットでミスの連発。

フェデラーは、試合を通じて1stサーブの入る率が低かったんですが、
最後の方は、プレッシャーに負けているとしか思えませんでした。
これを見てまた(自分は)怒ってたわけです。
最終セットのスコアは6-2。あまりにあっけなかったです。


ナダルはもちろん、2日前に5時間の試合をしたのに、
フルセットでフェデラーに勝ったわけで、
とんでもないスタミナと、ハートを持った選手です。

でも明らかに100%ではなかったわけで、
この試合は最初から最後までフェデラー次第、
フェデラーが負けた試合でした。

サーブを良い場所に決められるのか、
ナダルにサーブでバックハンドを狙われてどうするのか、
フラットのショットをどこで使うのか。
どれも不合格。

4回戦のベルディフ戦後半から、準々決勝のデル・ポトロ戦、準決勝のロディック戦で、
フェデラーらしい、素晴らしいテニスを見せてくれていただけに、
ものすごく残念な決勝戦でした。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

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プロフィール

アシュリー

Author:アシュリー
カリフォルニア州バークリー在住、元スポーツジャンキーのアシュリーです。

今観るスポーツは、アーセナル(サッカー)とグリズリーズ(バスケ)、あとテニス。

専門の物理ネタ以外にも、色々書いていくつもりです。

Twitterをハンドル名Inoueianでやっています。

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