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かな、カナ、漢字

前のブログだった頃に初めて読んだ本なんですが、(当時の記事
金田一春彦の「日本語」、再読してます。

日本語〈上〉 (岩波新書)日本語〈上〉 (岩波新書)
(1988/01)
金田一 春彦

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日本語〈下〉 (岩波新書)日本語〈下〉 (岩波新書)
(1988/03)
金田一 春彦

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3年前には、余白に書き込みたいな、と思ってましたが、
今は、小さいノートを携帯して、読書のノートもそれに付けるようになったので、
付けてます。

まだ上巻の半分も来てませんが、ノートの多い事。
もっと新しい資料をチェックしてみたい事や、浮かんだ疑問、
あと、英語についての記述で、これは無いだろう、というコメント(笑)


日本語とはどういう言語で、どういった特色があるのか、という本なんですが、
最初に出てくるのが、
日本語のどこが珍しいのか、またはそう珍しくもないのか、という話です。

読んでみて、やっぱり一番珍しいんじゃないかと思うのが、日本語の表記法。

自分の知っている限り、
日本語と、ちょっと前までの朝鮮語以外で、
表音文字(アルファベット、かな)と表意文字(漢字、ヒエログリフ)を両方使ってる言語って言うのはありません。

日本語にはさらに、ひらがな、カタカナの区別があって、
発音が全く同じなのに使い分けられています。

writing systems

↑Wikipediaに載っているマップだと、
表記法が複数あるのは日本語とモンゴル語だけ。
すごくマイナーな言語ならあるかもしれませんが、
数千万人以上の人が話せる言葉では、他に無いはず。


これは本にも書かれてますし、
外国語を読むことの多い人なら気付いてると思いますが、
この使い分けのおかげで、日本語はとても流し読みがしやすくなってます。

人物や組織の名前は、たいてい漢字かカタカナ。
誰が何をしたのか、という要点だけを掴みたければ、
漢字とカタカナに注目するだけで、結構いいところまでいけるんです。

他の言語では、そうはいきません。
長かったり短かったり、大文字だったりで、目立つ言葉はありますが、
数は多くないので、それだけ見ていては要点を逃してしまいます。

英語で単語を目立たせたい時には、
太文字や下線を使って、字面を目立たせる手はあります。
でもこれは、使いすぎると読んでて疲れるだけでしょうね。


日本語の長所・短所、
自分などには判断できない事がほとんどですが、
これについては、長所だと断言できます。


情報科学の視点からも、表記法って言うのは面白いと思うんで、
関連した話をまたあとで書きます。
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テーマ : 言語学
ジャンル : 学問・文化・芸術

ウンベルト・エーコの蔵書

今、ナシム・ニコラス・タレブの"Black Swan"って言う本を読んでるんですが、
最初の方にウンベルト・エーコの蔵書の話が出てきます。

エーコは、「薔薇の名前」や「フーコーの振り子」で知られるイタリアの小説家ですが、
本業は哲学者なんですね。
そして、3万冊も本を持っていると言うんです。
(彼の小説を読んだ事があれば驚かないと思いますが、笑)


エーコが3万冊も本を持っている、と聞いて、
「エーコ教授、あなたはそのうち何冊読んだんですか?」
と反応してしまうようでは、蔵書というのが何のためにあるのか分かってない、
と言うのがタレブの主張。

大事なのは、3万冊のうち何冊読んだか、じゃなくて、
3万冊のうち何冊読んでないか。
資料として必要になった時に使える情報がどれだけあるかだ、と言うんです。

確かに3万冊もあれば、
エーコが蔵書の大部分を読んでる可能性はないと言っていいです。
(1日10冊読んでも、3万冊読むには10年近くかかります)
3万冊も持ってる理由は、全部読むためではなくて、
読んでない本を、すぐに手に取れるようになんです。

タレブがこの話で何を言いたかったかというと、
知っている事だけに執着するな、という事です。
僕は本をこれだけ沢山読んだんだからエライ、と思うのを抑えて、
自分の知識の限界、そしてその向こうに知らない事があるのを認識しなさい、と。


蔵書の話に戻ると、物理の研究でも、
アイディアを思いついて、調べ物をしないと、という時に、
すぐに資料に当たれるのと、当たれないのとでは大きな違いです。
アイディアは、思いついた直後が一番発展しやすいので。

出来れば自分のオフィスに本当に役に立つ本は置いておきたいわけですが、
スペースが限られてるので、さらに物理専門の図書館が欲しい。
それも出来れば、オフィスと同じ建物か、すぐ近くに。


うちの大学は、不況の影響で予算が削られて、
大学図書館の予算も大幅に減らされてしまいました。
そこで、物理の建物内にある専門図書館を中央図書館に統合して、
人件費を減らそう、という話が図書館側からいきなり出てきたんですね。

研究というものがどうやって進むのか、
理解していないために出てきた案だと思います。

建物の中に専門図書館を残すためには、
年に数100ドル払っても良い、と思っている研究者もいます。
なので結局のところは、物理学の予算を割いて、
なんとか図書館を残す形で決着するんじゃないかな、と思ってます。


The Black Swan: The Impact of the Highly ImprobableThe Black Swan: The Impact of the Highly Improbable
(2008/02/28)
Nassim Nicholas Taleb

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ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
(2009/06/19)
ナシーム・ニコラス・タレブ

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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
(2009/06/19)
ナシーム・ニコラス・タレブ

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テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

読書のススメ

(最近多い)この本がオススメ、って話じゃなくて、
読書がオススメ、って話。


「心の社会」、ほぼ読み終わったんですが、
このブログで書いた話が(ここからどうぞ)、後半になってからどんどん出てきました。

この本に書かれてるとは知らずに自分はブログに書いてたんですけど、
心の半分は、ミンスキーと同じ事考えてたのが嬉しくて、
もう半分は、ミンスキーも同じ事考えてたのでがっかり(笑)

自分で考えてみるのは大事ですが、
同じ問題を、他の人がどういう視点で見てるのか知るのも大事ですね。


もう1つ、読書は大事、と思ったのは、
ランチを一緒に食べてる時の同僚の質問。

「アジアの中で、日本が技術的に進んでるのは、
土地が足りないから、農業から製造業に移行した、って事なのか?」と。

どうやら、経済学の基本を自前で考え出した模様(笑)
それは、「比較優位」っていうんだぞ、と言っておきました。

貿易が出来る場合には、どこにでも応用できるアイディアだと言う事とか、
(例えばアメリカの州の間でも)
日本の場合、植民地化されなかった事など、歴史的要素も大きかった、
という説明もしましたけどね。


自前で思いついたアイディアの方が理解が深い、っていうのはあるんですけど、
こういう基本的な話は、本などで読んで知っておいた方がいいんじゃないかと思うんです。
人間の色んな知識を1人で再構築できる人なんていませんから。


なんだかんだ言って、どっちも似たような話ですね。
教訓がほぼ一緒じゃないか、と(笑)

テーマ :
ジャンル : 本・雑誌

参考図書

ここ1週間の記事関連の本、興味があればどうぞ↓
(学術系の本、日本だと高いですね。図書館か古本屋が狙い目かも)

ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版
(2005/10)
ダグラス・R. ホフスタッター

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Godel, Escher, Bach: An Eternal Golden BraidGodel, Escher, Bach: An Eternal Golden Braid
(1999/02/04)
Douglas R. Hofstadter

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まずは、座右の書といってもいい、GEBこと"Gödel, Escher, Bach"。
といっても、何度も読み返してるわけじゃないですが。

科学と文学の合間で遊ぶ本です。

一般にはあまり言われませんが、
科学は、芸術と同じくらい創造力が必要な活動です。
科学と芸術に共通するテーマを通じて、
創造性というのはどこから現れるのか、考えさせてくれる本です。


マインズ・アイ―コンピュータ時代の「心」と「私」〈上〉マインズ・アイ―コンピュータ時代の「心」と「私」〈上〉
(1992/11)
ダグラス・R. ホフスタッターD.C. デネット

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マインズ・アイ―コンピュータ時代の「心」と「私」〈下〉マインズ・アイ―コンピュータ時代の「心」と「私」〈下〉
(1992/11)
ダグラス・R. ホフスタッターD.C. デネット

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The Mind's I: Fantasies and Reflections on Self and SoulThe Mind's I: Fantasies and Reflections on Self and Soul
(2001/01)
Douglas R. HofstadterDaniel C. Dennett

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GEBの著者ホフスタッターと、哲学者ダニエル・デネットが編集した、
知能と意識に関連するフィクション、ノンフィクションの短編集。
ボルヘスに入り込んだのはこの本のおかげでした。

原題は、mind's eye(心眼)にかけたジョーク。
訳書の副題の、「コンピュータ時代の」云々は、はっきり言って関係ないです(笑)
僕の記事と同じで、人工知能の話を出すのは、
あくまで、人の知能の話をするため、です。
(これは訳書のタイトルを決めた人が分かってなかったのか、
それとも「コンピュータ時代」と題に付ければ売れると踏んだのか...)


心の社会心の社会
(1990/07)
安西 祐一郎Marvin Minsky

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The Society of Mind (A Touchstone Book)The Society of Mind (A Touchstone Book)
(1988/03)
Marvin Minsky

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AIの父と言われるマーヴィン・ミンスキーの本。
この本は今読んでる途中です。

1ページのエッセイを300本近く繋げた本で、
どのエッセイも独立して読めるくらい完成されています。

人間の脳の中でどういう事が起こっているのか、
毎日毎晩考えてないとこんな本は書けないだろうな、
と思わされる観察力・洞察力です。


The Emotion Machine: Commonsense Thinking, Artificial Intelligence, and the Future of the Human MindThe Emotion Machine: Commonsense Thinking, Artificial Intelligence, and the Future of the Human Mind
(2007/11/13)
Marvin Minsky

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これは同じミンスキーの本で、読み終わったんですが、
知能全般に関わる「心の社会」より、感情に焦点を当てた本です。

ただ、内容は主に、「心の社会」の感情に関わる部分を組みなおしたような感じで、
そんなに新しいアイディアが詰まっているわけではないように思います。
あと、訳がまだ無いので、まずは「心の社会」かな、と。


解明される意識解明される意識
(1997/12)
ダニエル・C. デネット

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Consciousness ExplainedConsciousness Explained
(1992/10/20)
Daniel C. Dennett

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これは、これから読む予定、
「マインズ・アイ」の編者のデネットが意識について書いた本です。


What Is Thought? (A Bradford Book)What Is Thought? (A Bradford Book)
(2006/03)
Eric B. Baum

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これも、これから読む予定。
タイトルが「思考とは何か?」。そのまんまです(笑)


皇帝の新しい心―コンピュータ・心・物理法則皇帝の新しい心―コンピュータ・心・物理法則
(1994/12)
ロジャー ペンローズ

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The Emperor's New Mind: Concerning Computers, Minds, and the Laws of Physics (Popular Science)The Emperor's New Mind: Concerning Computers, Minds, and the Laws of Physics (Popular Science)
(2002/12/12)
Roger Penrose

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物理学者ロジャ・ペンローズが、意識について考えた本。
意識は量子力学で説明できる、というスタンスで、
これに賛成できないので最後に紹介する事にしましたが、
この問題に関連する物理学については、かなり丁寧に書いてある本だと思いました。

タイトルは、裸の王様(Emperor's New Clothes)にかけたもの。
機械で人工知能が作れる、と言っているAI研究者に対して、
その機械に本当の知能は無いよ、と言ってるわけです。


以上、自分が持ってる本だけなので、
網羅してるわけじゃありませんが、参考にどうぞ。

テーマ : 心・脳・言葉・人工知能
ジャンル : 学問・文化・芸術

ダライラマ

来月講演していくらしいです。

めったに生で聴けるものじゃないんで、ちゃんと行ってきます。
明日の10時に席の予約開始、忘れないようにしないと。


ノーベル賞受賞者の話を聞いたことは何度かありますけど、
平和賞は多分初めて。

思い出せるのは、
物理学賞-マレー・ゲル=マン
化学賞-ウォルター・コーン
医学賞-ジェームズ・ワトソン、シドニー・ブレナー
文学賞-ウォーレ・ショインカ

あと、物理学賞のノーマン・ラムジーをなぜか聞き損ねたんですが...
一応、ワトソン(DNAの二重螺旋発見)とゲル=マン(クォーク説)がこの中でも大物ですね。


チベットと言えば、これを買ってまだ読んでません。

原典訳 チベットの死者の書 (こころの本)原典訳 チベットの死者の書 (こころの本)
(1989/05)
川崎 信定

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多分講演の話と直接の関係は無いんでしょうけどね。
その前に読んでおきます。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

タパス

今月の予定の話で、13日にタパスの料理教室に行くかも、って書きました。

...行かない事決定。
スペイン料理の本買いました(笑)
$35のレッスンの代わりに、$15の本なんで$20節約です(そう言う問題か?)

早速明日何か作ろうかと思います。
かなりの数のレシピがあるんで、迷いますけどねぇ。


買った場所は、1ヶ月ぶりくらいのElliott Bay(最低月1回は行ってます)
古本セクションで、なぜか今まで読んでなかった2冊も入手。

嘔吐嘔吐
(1994/11)
白井 浩司、J‐P・サルトル 他

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キャッチャー・イン・ザ・ライキャッチャー・イン・ザ・ライ
(2003/04/11)
J.D.サリンジャー

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お決まりのコースで本屋から宇和島屋へ歩く道で、
変なおじさんに話しかけられました。

バイクが通り過ぎるのを見て、
ハーレーは音で分かるんだ、薀蓄を披露した後、
アジア人は仲間で固まるよなぁ、と語るおじさん(白人)。

そして、道を聞かれました(笑)


帰る前に、タリーズ本店でお茶していったんですが、
マテ・ラテを注文したのに、マッチャ・ラテが出てきました。

ちなみに、タリーズ本店にはグランドピアノがあります。
どうでもいいですね。

テーマ : +おうちでごはん+
ジャンル : グルメ

図書館

久しぶりに、普通の公立図書館に行ってきました。(特に理由も無く)
バラードのに初めて行ってみたら、小さかった...
ダウンタウンの本館に行くべきでした↓

Central Library


ウィーン、プラハ行くのに備えて、(予定立ってないけど、行くのは前提で、笑)
ドイツ語の復習をしようと思ってるんですけど、
独学でやるのか、授業受けるのか迷ってます。
今月末からの春の学期は、Teaching Assistantに1学期だけ戻るから忙しそうだし、
ドイツ語のクラスは入れない方が無難そう。

6月から8月までは、研究以外は暇だから、
そのときに授業を受けて、9月に旅行、って手はありますね。


授業を受けるとすると、診断テストでどのレベルの授業を受けるか決めてもらうみたいです。
大学1年の後半と2年の時に習った後はドイツ語使ってないんで、
どれくらい忘れてるのか、テストで確かめたい気持ちも(笑)

古本屋

昨日あれだけ悩んで、1冊も買わなかったのに、
今日は古本屋でサラッと3冊買っちゃいました(笑)


まず、英語の荘子。

Chuang Tzu: Basic Writings (Translations from the Asian Classics) Chuang Tzu: Basic Writings (Translations from the Asian Classics)
Chuang Tzu (1996/04/15)
Columbia Univ Pr
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たったの$7.50。


次に、ずっと前に日本語で読んだ時は気に入っていた墨子。

Mo Tzu: Basic Writings (Translations from the Asian Classics) Mo Tzu: Basic Writings (Translations from the Asian Classics)
Burton Watson (1963/04/15)
Columbia Univ Pr

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家族愛などを超えて、全ての人を愛する「兼愛」を説いた、
儒教でも道教でも無い人です。

これは$3(笑)


最後に、これまたハックスリーが引用してたからなんですが、
ギリシャ悲劇です。

Aeschylus Two: Four Tragedies: Prometheus Bound, Seven Against Thebes, the Persians, the  Suppliant Maidens Aeschylus Two: Four Tragedies: Prometheus Bound, Seven Against Thebes, the Persians, the Suppliant Maidens
Aeschylus (1955)
Univ of Chicago Pr (Tx)
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アイスキュロスのが4作入ってます。
日本語の題は、「救いを求める女たち」、「ペルシア人」、「テーバイ攻めの七将」、「縛られたプロメテウス」だそうで。
当面、目当ては「ペルシア人」だけです。

これは$6でした。


ま、アイスキュロスは↑の4つより、
いわゆる「オレステス三部作」がまずオススメです。
↓だと全部読めるみたいですよ。安いし。

ギリシア悲劇 (1) ギリシア悲劇 (1)
アイスキュロス (1985/12)
筑摩書房

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昨日、普通の本屋で買ってたら、
荘子だけで今日3冊で払ったのと同じくらいしてたんですよねぇ。
古本屋万歳です。

テーマ : この本買いました
ジャンル : 本・雑誌

今日の買い物

今日は、紀伊国屋、Elliott Bay、Borders、Barnes & Nobleと、
4つも本屋はしごしちゃいました。

買った本の数は、ゼロ(苦笑)


まず、これが欲しかったんですけどねぇ

荘子 第1冊 内篇 (1) 荘子 第1冊 内篇 (1)
荘子 (1971/01)
岩波書店

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ハックスリーの「永遠の哲学」で荘子からの引用があって、
元のを読んでみよう、と思ったんですが、紀伊国屋に置いてませんでした。

と言うか、他の人に先を越されたと思われるふしが。
孟子とか、岩波文庫の中国の古典の並んでるところに、
4冊分くらいの隙間があったんですよね。
それが荘子のあった場所の気が...


で、星真一を1冊買おうと思ってたのも断念。
(あんまり1冊だけ買うのって好きじゃないんです)


次に、Bordersに小人の人形を買いに。
これは、彼女にリクエストされてたんですけど、
2種類あって、どっちをリクエストされてたのか失念。
結局買わずじまい。

しょうがないんで、荘子の英語版とか、ハックスリーの小説とか、
最近亡くなったカート・ヴォネガットの小説とか見てまわりました。


小人の人形が買えなかったんだったら、
馴染みのElliott Bayの方で本を見てまわってもいいか、
と思って、逆戻り。
(Elliott Bayと紀伊国屋はダウンタウンの南。
BordersとBarnes & Nobleはダウンタウンの真ん中)

Bordersの方が、
チェーンなんで流行の本とかは絶対に外さずに置いてるんですけど、
自分が欲しい本となると、Elliott Bayの方が良くあるんですよねぇ。

今日もそのパターンだったんだけど、
荘子は高かったんで($16~25の範囲)、どうせ英語なんだから、
学校の図書館でタダで読むか、と決断。

ヴォネガットも読みたいんだけど、
これも1冊$14するんで、図書館で借りると思います。


全部図書館で読む、ともう決めてたのにBarnes & Nobleに行ったわけは、
家に戻るバスに乗り損ねたから(笑)

初めて中に入ってみて、思ったより店内が広かったです。
でも、品揃えが悪い...

棚もあんまり整理されてないところがあるし、
同じチェーンで比較してもBordersの方がずっといいな、と思いました。
どっちにしても、雰囲気はいかにもチェーン、って感じなんで、
今後もElliott Bayに通う事になりそうです。

テーマ : 雑記
ジャンル : 本・雑誌

シアトルのイチロー

一昨日のマリナーズのイチローの話は、
ホットな話題だったんで書いたんですが、
今、自分の中でホットな話題に、
イチロー・スズキよりずっと前にいたシアトルのイチローの話があります。

No-No Boy No-No Boy
John Okada (1978/02)
Univ of Washington Pr

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ノー・ノー・ボーイ ノー・ノー・ボーイ
ジョン・オカダ (1979/03)
晶文社

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太平洋戦争中、アメリカには日系移民の強制収容所がありました。
イチロー・ヤマダは、そんな収容所に入れられた二世。

収容所での2年間のあと、
イチローたち、若い日系移民は、軍に入る事で収容所を出て、
アメリカ人として認められるチャンスを与えられました。

イチローは、それにノーと答えた「ノー・ノー・ボーイ」の1人。
戦争の残り2年間を刑務所で過ごします。
この小説は、刑務所を出たあと、普通の生活を取り戻そうとするイチローの話。


アメリカと日本の間の壁、
白人と有色人種の間の壁、
退役兵とノー・ノー・ボーイの間の壁、
一世と二世の間の壁

それに立ち向かったり、逃げたり、
自分の過去、現在、未来に悩み、生き方を模索する姿が描かれてます。


昔のシアトルの景色が見えてくるのも、
住んでる自分としては面白いですけど、
それと関係なく日本人、アメリカ人に読んで欲しい本です。

日本の視点で言うと、
戦前、アメリカに日本人がどんな夢を持って移民したのか、とか、
二世の日本への想いがどんなものなのか、見えてきます。

アメリカから言うと、
同時テロ以来の風潮を考えても、
アメリカに強制収容所があった事は忘れてはならないこと。

今にも通じるメッセージがありますが、
逆に、60年でここまで来られたのか、と言う思いも。


いまだに世界中にある壁の事を考えるために、
いいスタート地点になる本だと思います。

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

アシュリー

Author:アシュリー
カリフォルニア州バークリー在住、元スポーツジャンキーのアシュリーです。

今観るスポーツは、アーセナル(サッカー)とグリズリーズ(バスケ)、あとテニス。

専門の物理ネタ以外にも、色々書いていくつもりです。

Twitterをハンドル名Inoueianでやっています。

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