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ヒルマン監督ってどうなの?

トレイ・ヒルマン監督、ロイヤルズに行くらしいですが、
どうなんでしょう?

去年優勝して、今年もあと一歩なのは知ってますし、
Wikipediaで見る限り、若手を積極的に起用するって事で、
若手の多いロイヤルズに合ってるような気はします。

大学時代のルームメイトがロイヤルズファンで、
なにか情報があれば教えてあげたいんで、情報募集中です。


↓以下、ちょっと暴走気味なんで、暇じゃない人は飛ばして、
ヒルマンの情報をコメントでお願いします(笑)


ロイヤルズは、85年に優勝してからプレーオフに出てないチームです。
もっと出てないチームもいるみたいですが(笑)
(ナショナルズ/エキスポズの26年と、ブルワーズの25年→参照

85年に優勝した時のメンバーを、
Bill James Historical Baseball Abstractで調べてみました。
The New Bill James Historical Baseball Abstract: The Classic (New Bill James Historical Baseball Abs The New Bill James Historical Baseball Abstract: The Classic (New Bill James Historical Baseball Abs
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まず調べる前に持ってた知識としては、
85年のシリーズは、カーディナルスとのミズーリ州内のライバル対決で、
誤審がロイヤルズの第6戦の勝ちに繋がって、7試合でロイヤルズが優勝した、って事。
85年
(これがセーフ)

あと、ロイヤルズのサード、ジョージ・ブレットがスーパースターだった事も。
大学で、友達に2人ロイヤルズファンがいて、
ESPNでブレットの映像が出るたびに、2人とも騒いでたんです(笑)

ビル・ジェームズによると、ブレットは同じ年にドラフトされたマイク・シュミットに次いで、
メジャー史上2位の三塁手だとか。
ホームランは317本で、そんなにすごくは無いけど、
3000本安打のうち、二塁打は665本ってのは...


他の選手も、ポジションごとのトップ100に何人も顔を出してます。

守備の良いチームだったみたいで、
キャッチャー(32位)ジム・サンドバーグ、セカンド(31位)フランク・ホワイト、センター(54位)ウィリー・ウィルソンと、
守備をビル・ジェームズに褒められてる選手が3人も。

ホワイトは、ロイヤルズのホームが人工芝になって球が速く転がるって事で、
外野の芝に入る深さで守るようにして成功した選手だそうです。
深い守備位置で、足も速かったんで、
普通なら二塁打になるような、ライト線際のフライも良く捕ってた、と。

ウィルソンは、ビル・ジェームズが言うには、メジャー史上一番足の速かったかも知れない選手。
ランニングホームランを5本打ったシーズンもあったとか(驚)

そのうち1本は、ショートとレフトの間に落ちたポテンヒット。
バウンドがレフトの頭上を越えていって、
ボールにレフトが追いついた時には楽々ホームインしてた、と。
どういう足の速さだ...


投手陣も、80年代最高、って書かれてます。
先発は、21歳で20勝6敗だったブレット・セーバーハーゲンがエース。(投手ランク79位)
クローザーがダン・クイゼンベリーでした。(68位)

このクイゼンベリーってのがまたすごい選手で、
通算1043 1/3回投げて、暴投は4回、四球を出したのも162回だけ。
しかもそのうち70回は敬遠(笑)

"There has never been a pitcher who made fewer mistakes than Dan Quisenberry."
(ダン・クイゼンベリーほどミスが少なかったピッチャーはいない)
って書かれてるくらいです。

サブマリンピッチャーだったみたいですね。

たまたまスーパーで会った子供にサインをあげた上に、
駐車場でキャッチボールをした、ってエピソードがあるとか。
残念ながら、98年に45歳で脳ガンで亡くなってます。


レフトで53位に入ってるハル・マクレイは、85年には40歳の指名打者。
若手の信頼も厚いリーダーで、引退したあとはロイヤルズの監督もやってます。

22歳の時に足を骨折しなければ、
殿堂入りしてたかもしれない選手、だとか。

ロッキーズとダイアモンドバックスのシリーズで、
ダブルプレーを決めようとしてる松井稼頭央に相手の選手が走りこんで、
守備妨害でダブルプレーが認められたのがありましたけど、
一塁走者がこういう風に塁線を離れて野手に突っ込んじゃいけない、って言うルールは、
「マクレイ・ルール」と言われてます。

そういうプレーを彼が何度もしてたんでしょう(笑)


最後に、なんじゃこりゃ、って選手。
レフトのロニー・スミス(65位)は、守備で転ぶ事が1試合1回はあったんじゃ?
っていう風に書かれてます(笑)
ニックネームは、Skates(スケート。転ぶから)

それでも、4つのチームで計5回ワールドシリーズに出たくらいで、
かなり良い一番バッターだったみたいです。

(写真はWikipediaより)

テーマ : MLB
ジャンル : スポーツ

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道民なので

比較的見てきた中での感想です。
詳しくはウィキペディアみると大分わかるかと思います。

ヒルマンは最初からうまくは行っていませんでした。
今と大きく違うのはバントです。
当初はまったくしなかったです。ですが今ではバント愛好者になったんじゃってくらいします。
ココ2年はパリーグで1,2を争う多さです。

ま~日ハムにはホームランバッターが少ないですからね~
しょうがなく日本式のスモールベースボールしてるだけかもしれませんがね

若手の成長に関しては今年までGMを勤めていた高田氏の功績も大いにあるかと思います。
ドラフト時に日本式のマネーボールを採用して選手獲得をしており 他チームとは一線を画したドラフトをしています

ま~就任当初に当時の主力を衰えたらすぐ他チームに金銭で放出して 無理矢理若手の枠を空けたって感じもありますけどね

あとヒルマンがスゴイのは地元への貢献度
札幌には移転してまだ数年って事もありますが、去年までいた新庄以外は知名度0の選手ばかりでした。

外人監督と言う特色を生かしてCMに監督自ら出ています。それに退団決定しているのに今年の秋にはレストランをオープンしたりと 監督としてだけでなく地域密着へ大きく貢献してくれた人です。

No title

あつし☆さんがほとんど仰られてるので、僕から言えることはあまりないのですが・・・^^;

今シーズンに限って言えば、集中打が非常に多かったみたいです。とても効率的に点を取って、そして、守りきる野球でした。
クライマックスシリーズ(プレイオフ)を観る限りでもそうでした。

選手の能力を見極める目と人心掌握術は確かだと思います。

あつし☆さん

一番情報に通じてそうだったんで、あつしさんの回答に期待してました(笑)

Wikiはブログに書く前に見たんですけど、
評価のようなのは、あそこではそんなに載ってないものなので、
試合を見てる人の意見が聞きたかったんです。

バントに付いては、強打者がいないから仕方なく、でしょうね。
選手成績を見てみると、長打率が.450超えてる選手が1人しかいないって事で、
異常なほどパワーの無い打線のようですから。

「日本式のマネーボール」と言うのは、
どういう風にマネーボールで(本は読んでます)、
どういう風に日本式なんでしょうか?
ネットでちょっと調べてみたけど良く分かりませんでした。

地元への貢献は、こっちでは普通にあるので、
本人はあまりすごい事をやってる気はしてないかも、とも思います。
アメリカ基準でも、すごいレベルの可能性はありますが。

教えてもらってなんなんですが、ツッコミ1つ。
スモールベースボールは「小さな野球ボール」、
小技の効いた野球は、スモールボールです。
(あつしさんに対してと言うより、
そういう風に広まっちゃってる事に対してのツッコミです)

kashさん

1点差の試合で6割近い勝率なんで、
守りきる野球、と言うのは伝わってきました。

バントが極端に多いせいか、
全試合の合計得点を見るとそんなに効率的には見えないんですが、
試合、場面に応じた点の取り方をしてる、って事でしょうか。

No title

日本式のマネーボールですが
これは高田前GMが用いた独自に選手を数値化したドラフト方法なんですが

去年NHKの夜中にやってたけど詳しい説明はなくハッキリはわかっていません
球種、フィールディングなどから性格まで4要素位に分けて分類してた図見た覚えはあります

でその方法で獲得したのが近年日ハムの守護神に定着したマイケル中村です。八木とかもそうですね

http://gendai.net/?m=view&g=sports&c=040&no=24137
詳細書いてませんが上のアドレスに多少書いてます。

・スモールボールですね。すんません覚えておきます。
今年は特に小笠原が抜けて、セギノールの不振で長打は本当に無かったですね
稲葉も好打者ですし、金子なんてのは守備の人ですからね

バントに関しては1年目はまったく使用しませんでした
ただアメリカ人と日本人のメンタリティの違いを理解したのでバントするようになったってテレビ放映してたの思い出しました。

たしか日本人は8回で3点リードでノーアウト1塁のチャンスの場合確実に送るが、アメリカだと打ってくてな事いってました

実際アメリカでそうなのかわかりませんが日本のは大体当てはまってるような気がします

Re:

>試合、場面に応じた点の取り方をしてる、って事でしょうか。

はい。そういう事だと思います。

負け試合はとことん捨ててる印象だし(これは、プレイオフ制度が導入されたシーズンからのパ・リーグのチーム全体に現われてた傾向かな、と個人的に思ってます)、日ハムはゲームを勝ち試合に持っていくのが上手い印象です。

打線はほんとに非力な打線という感じなので、バントを多用したり、足を絡めたり(ダブルスチールや3塁への盗塁も結構あったと思います)、守ってる側にプレッシャーを与えるのが巧みでした。
その肝は森本という選手で、昨シーズンから不動の1番なんですけど、今シーズンは3割超え達成(その代わり、HRは捨てたバッティングって感じになってます)と盗塁成功率が格段に上がってます。外野守備は日本の外野手の中ではトップクラスです。

1、2点上回っていたら勝ち試合になるという計算が出来るのは、(おそらく)パリーグではNO.1のリリーフ陣を擁していることと、ダルビッシュという、磐石のエースがいたからだと思います。

今年の日ハムを時々観てて、北海道の方がうらやましかったです。

あつし☆さん

教えてもらった北海道新聞の方で色々読んでて、
返事が遅くなりました(笑)

マネーボールと聞いて、選手成績の分析、と言う事だと思ったんですが、
スカウト評価の数値化、と言う事のようですね。

元祖マネーボールは、スカウトに頼らない選手評価、なんですが、
それは他のチームがスカウトに頼りすぎている中で、と言う事なんで、
ファイターズのも、
他のチームがやっていない事をやる事でアドバンテージを得る、
と言う意味では、マネーボールと言っていいのかもしれません。

プロ野球の成績を見てまず気付くのは、
長打がメジャーより確実に少ないんですよね。
(ホームランを打つパワーの違いもありますけど、
二塁打、三塁打も少ないのはスタジアムが小さいからでしょう)
そういう環境では、シングルでも点を取れるよう、
走者を送るバントは効果あり、と思います。

メジャーの場合、長打で点が取る可能性が高いわけで、
バントで走者を送るのは、打てない投手などでなければ、
マネーボール風に言うと「アウトの無駄使い」になるわけです。

ヒルマン監督のその辺の切り替えは、↓に書いてありました。
http://www5.hokkaido-np.co.jp/sports/fs-syobu06/

kashさん

本題からずれますが、
野球でチーム半分がプレーオフに出られるのは、
多すぎですよね...
バスケなどと比べても、運に1試合1試合が左右されるスポーツですから。

森本は、いい選手のようですね。
盗塁31回成功、失敗3回だけ、って言うのは見事です。
リードオフとして注文があるとすれば、
三振が多いのと、四球が少ない事でしょうか。
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プロフィール

アシュリー

Author:アシュリー
カリフォルニア州バークリー在住、元スポーツジャンキーのアシュリーです。

今観るスポーツは、アーセナル(サッカー)とグリズリーズ(バスケ)、あとテニス。

専門の物理ネタ以外にも、色々書いていくつもりです。

Twitterをハンドル名Inoueianでやっています。

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